ジンと関係を持ってたら
!付き合ってない(と主人公は思ってる。) !原作始まる前。 !乳首攻め。 ジンと名乗る男と知り合ったのはただの偶然で、まさか関わっちゃいけないと念押しされていた組織の人間とは思わなかった。世祖は最初泣いて嫌がっていたが俺が本気と気づいてからは何も言わずに仕事している。ただ、タバコの匂いには顔を顰めていて俺もあまり好きじゃなかった。 セックスするだけの存在、いわば世間でいうところのセフレに言われてまさか本当に禁煙するとは思わなかった。ジンが抱かれる日になってもまとわれているそれに辟易していたのは確かだ。ふとこぼしてしまった、この臭い嫌いなんだよなあという言葉にジンが耳をぴくりとまるでウサギのように軽く動かしたのは見えていたのだが。 まさか。まさかなあ。とりあえずすり寄ってきたジンの髪の毛をなでておく。硬いくせにキューティクルのしっかりした将来禿なさそうな頭だった。この髪の毛の質の良さはベルモットと付き合っていた時にジンが教わった髪の毛の毎日のケアのお陰なんだとか。ウォッカは自慢げに教えてくれたが正直嘘くさいしベルモットと付き合っていたという過去にイラッときた。ただ、その情報を教えてくれたのには感謝だ。ベルモットがなんでスプリッツァーに最近イライラした電話(愚痴)をくれるのか謎だったのだ。ジンがまるで少女漫画のキャラだと怒るベルモット。携帯にソワソワして、任務を早く終わらせればどこかに消える。なんなのよ!!と叫ぶベルモット。それで少女漫画とか嘘だろと突っ込みたいが出来なくて相槌を送る世祖の代わりに電話に出ている俺。シュールだ。 「ウォッカ、教えてくれてありがとな」 「兄貴のためだからな」 「分かってるよ」 電話を切ってジンにメールを送る。ベルモットがうるさいから会う頻度を減らそうというメールだ。返信にはわかった、と一言のみ。ジンらしいと言えばそうだが俺と会わない間にタバコふかすのかと思うとまたあの臭いが蘇ってきた。ほんと好きになれないんだよな、タバコは……。世祖のこともあるけど、自衛官の時にこっぴどく叱られたせいもあんのかな。 数日後。やけにイライラしてるジンが「なんで俺には餌がない!!」と勝手に怒ってきた。出会い頭早々にぶっかけられた酒のにおいがつーんと鼻に来る。俺、酒苦手なんだけど。しかもこれウォッカだよな? なにこのアルコール指数が高すぎる仕打ちは。 「サーカスのクソ犬どもだってなんかやりゃあエサがあるのに、人間の俺にはなぜ与えねえ!?」 「いや、何がだよ…」と言いたいが俺はあいにくとここで言って前に銃を構えられたことがあるので黙っておく。俺は過去から学ぶ男だ。選択肢間違いってかなり心にクるんだよな。 「………! ウォッカの野郎は褒める癖、なんで! 俺を、! 褒めねえんだ!!」 って叫ばれるまで俺はマジにジンの言いたいことがわからなかった。だがまあそこまで言われれば嗚呼と思うことがあった。俺がベルモットとジンの過去に嫉妬したようにコイツはウォッカを褒めた俺に嫉妬したのか、と。ううう、可愛いいい。なんかすごいキスしたくなって泣くのを我慢してるジンのその口に自分のそれを合わせた。ん?と思ったのは近くに寄せた時だが確信に変わったのは舌をあわせたときだ。だえきたっぷりに目元を赤らめたジンを組み敷きたい欲を抑えて一応聞いておく。俺(セフレ)のために、って訳じゃないよな? 「なあ、ジン。お前、ずっと禁煙してたのか……?」 「そうでもしねえと、お前が戻ってきた時困るだろぅが……」 俺がお前のところに戻るって確信してるのに、禁煙してないと嫌われるんじゃないかと心配してたらしい。どうなんだ?と襟を掴みながら聞いてきたジンに「もちろんうまかった」と答えると「そうかよ!」と怒られた。ツンデレあんまり好きじゃないんだが、ジンは割と言ったあと後悔してる人間なので見てて面白い。セフレに何の気を使ってるんだか。俺が勝手に好きになってるだけなんだけどなあ。 「なあ、ジン。いいか?」お伺いをたてると、ジンは今度こそ目元だけでなく顔と耳と首まで真っ赤にさせてぎこちなく頷いた。何度も抱いてるがこの初々しさはジンが誰も信じなかったくせに、俺みたいな奴に抱かれてるからだろうか。いつかジンが俺の正体をスプリッツァーのエージェントだと知った時には俺は殺されるだろうし、愛するやつに殺されるから幸せなんて自分勝手な思いで死ぬわけにも行かないしその時までにこの考えを捨てなければと思うのだが如何せんジンは会う度にその可愛らしさをパワーアップするかのように俺を翻弄するので困る。カワイイですよ、全面降伏ですよ、だから俺をもう手酷く振ってくれよ。これが最後の密会だとか言ってくれれば俺にだって諦めがつくのに。俺からはもう離れたくないほど好きってこの幹部さん分かってる?? 「#名前2#、ぁっ、」 「ん、もちょっと、」 「ま、やめ、う、ゔぅうあ、」 「はいはい、俺ですよー」 こんな時にしか叩けない軽口で(普段の時も割とこんな口調になったりするが。)ペニスをしごくといつもより白っぽい先走りにンンンッと唸りたくなる。禁煙=禁欲と同じらしいんだなジンさんには。ツヤツヤと煌めく髪の毛が寝乱れてすごい有様だが見ようによっては花魁とか昔の人のアレに見える。髪の毛をひと房握り、わざと胸に持っていくとジンは何をされるのか、分かったのかひどい顔で睨んできた。やだー、と笑いながら口を塞ぐと俺を掴もうとする腕がくたりと落っこちる。もはや反射だ。キスの時には何もしないのがジンのスタイル、と言っては失礼だがそんな感じ。奥に逃げ込む舌を捕まえて絡み合わせると、んっふっと息を少しだけ切らせるのが可愛い。思わず口の中をぐるりと舐め上げてたまる唾液を拾い上げるとビクビク体を揺らせてよがり始めた。ジンの滑らかでサラサラで、だけど少し線の太い髪の毛が俺の指に纏われて乳首をこねり始めたからだろう。ガッシリとした胸筋にコーラルピンクの綺麗な乳首がくっついている姿を弄らない時がなかったせいか、ジンは滅法弱い。最初こそくすぐたがっていたのになあとなんでか喜びを覚える。ドクズだなあ、俺。普通の女を抱けない体にして嬉しいだなんて。 自分の髪の毛でも当てられて嬉しいのかくにくにと弄り始めると射精して萎えたそれがまた熱を持ち始めた。股の間に入れた膝に当てられているが気にせず乳首をいじる。キスは流石にジンが限界なので口を外してやった。 じゅるるっ。吸い込んだ唾液がしとどにジンの口を濡らしている。角度を変えながらやっていたので仕方ないのはそうだが、何というか……そうだな、はしたない感じ。悪態を吐かれる前に俺はジンの乳首にかじりついた。 「ひうっ!? っ、あ、なに、しゃあが、る…!」 「んー、ふぁそうあっあ」 「わかんねえぇっああ゛っ、」 うるさい、と言うのは可哀想で甘噛みするとジンは歯を噛み締めて俺を睨んだ。自分が弱いと分かってることをされるのは何よりも屈辱だろうなあ。ごめんなあと心の中で謝罪して、またこねはじめる。もう片方にはまた手を当てて、頭を押し込むように潰すと声にならない声をあげた。痛いのは割と好きな方なのに抓ると嫌がるのだ。そこら辺の加減はよく分からない。膝を押し当てて力を込めると「ぁがっ、やめっ…!」と言葉を吐いてきたがもう遅い。口と片手とが、乳首に当てられているとしたら残るはそちらに向かっていてもおかしくないだろう? 合理的だな、と胸に顔を寄せたまま笑ったらかなり睨まれたが涙を浮かべなさっていたのであんまり怖くない。添えられたペニスは俺のものよりデカいのに、抱かれる側だなんて運命も面白いことをする。こいつ、俺を捨てたあと本当に女を抱くこととか出来るのかな。また誰かに抱かれるようになるんだろうか。……うーん、くっそ腹が立つがそんな未来しかないのら仕方ないな。 心の中にできた悔しさから逃げるように擦るとジンは泣いたような声を上げた。だが俺はもうそんなの気にする余裕もなく、ジンが誰かに抱かれる光景が頭にひどく焼き付いた。 「くそっ、目一杯やりやがって…」 「でも、そうされるのが好きだろう?」 俺の問いかけにジンは黙り込む。可愛いなあ。上半身のシャツだけがはだけてズボンは中途半端に脱がされた姿にくっつくように体を沈めると、怒ったようなストップがかかった。結構やらかしたからやっぱり殺されるかな、なんて思ってたら「お前、まだヌいてねえだろ」とダルな声で言われた。確かにそうだが…… 「別にいいだろ、俺はお前の性欲発散の機械なんだし」 「はぁ?」 「え?」 あれ、これはまさかまた選択肢間違えたパターンかな? お題セリフ「サーカスの犬だって餌をもらってる」 主人公のこの後の話はご想像にお任せします。なんだか殺されそうですね。