Short Short Story
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キャルはタイタニック号に乗れなかった友人に対して「なんて可哀想な男なんだ」 と思っていた。ああ、わたしの大切な友よ。君が辺鄙な国のパーティーに出なければならないなんて。そう可哀想に思っていたのだった。自分は優雅に船上でローズと交友を深め、国に戻ったら友人に自慢のためのパーティーを開いてやろうと思っていた。それももう、海の泡となった自分には関係の無い話だった。
ここがどこかキャルには分からない。横にいるラブジョイも分からないらしい。なんとなく。何となくだが 「死後の世界」というものかもしれないとは思っていた。 死後の世界とは自分のイメージよりも優美であらねばと思っていたがそうではなかった。今の自分は死んだ時のようにピストル自殺の跡がついている。火傷のあとと傷穴はぽっかりと自分の頭にあってそれを触る度に何だか気持ち悪い気分になるのだった。感触の話ではなく、心の奥底が吐き気を催すのである。自分の生活は、こんなはずではなかった。
そう思った時に遠くから自分の名前を呼ばれているような気がした。傷口から手を離し視線を向けるとヨボヨボの老人が杖をついてゆっくりした足取りで歩いてきていた。
「キャル~~、ここでもお前に会うなんてな!」
よく知っている男だった。聞きたかったようでいて、最も聞きたくなかった声でもあった。自分は絶対に彼に会いたくはなかった。
ぼやけた視界の中に老人がずるずると歩いてくる。ナマエだった。自分の知っている姿ではなかったがナマエだとすぐに分かった。
「ナマエか」
自分の声は想像以上に掠れていて聞いていて耳障りだった。ナマエは気にせず「よく分かったなあ、お前が死んだあともおれは長生きしたって言うのに」と自分の体をパタパタ叩いた。だるく垂れた体が口を動かす度に揺れる。だらしなく開いた口の端からは何かが漏れていた。気持ち悪いのにナマエがやっていると思うと笑えてしまう。
「おれも随分と歳をとったよ。色んな災難に見舞われたが、何とか運のいい所で助かった」
「……そうか」
それを言うならキャルは運が悪かったから死んだのだ。 まあ、それはあるかもしれない。 何せ、タイタニック号が沈むなんて誰も考えてなかっただろうから。
「お前、 あれで死んじゃうなんてな」
はあ?? キャルはラブジョイの腕をつねった。さすがに老人となった友人に対して暴力をふるう気にはなれなかった。
「行けなかったおれの方が幸運だったよ」
ナマエがそう言い出して、 キャルは拳銃があったらこの男の額の真ん中に撃ち込んでやるのに……と思った。
ここがどこかキャルには分からない。横にいるラブジョイも分からないらしい。なんとなく。何となくだが 「死後の世界」というものかもしれないとは思っていた。 死後の世界とは自分のイメージよりも優美であらねばと思っていたがそうではなかった。今の自分は死んだ時のようにピストル自殺の跡がついている。火傷のあとと傷穴はぽっかりと自分の頭にあってそれを触る度に何だか気持ち悪い気分になるのだった。感触の話ではなく、心の奥底が吐き気を催すのである。自分の生活は、こんなはずではなかった。
そう思った時に遠くから自分の名前を呼ばれているような気がした。傷口から手を離し視線を向けるとヨボヨボの老人が杖をついてゆっくりした足取りで歩いてきていた。
「キャル~~、ここでもお前に会うなんてな!」
よく知っている男だった。聞きたかったようでいて、最も聞きたくなかった声でもあった。自分は絶対に彼に会いたくはなかった。
ぼやけた視界の中に老人がずるずると歩いてくる。ナマエだった。自分の知っている姿ではなかったがナマエだとすぐに分かった。
「ナマエか」
自分の声は想像以上に掠れていて聞いていて耳障りだった。ナマエは気にせず「よく分かったなあ、お前が死んだあともおれは長生きしたって言うのに」と自分の体をパタパタ叩いた。だるく垂れた体が口を動かす度に揺れる。だらしなく開いた口の端からは何かが漏れていた。気持ち悪いのにナマエがやっていると思うと笑えてしまう。
「おれも随分と歳をとったよ。色んな災難に見舞われたが、何とか運のいい所で助かった」
「……そうか」
それを言うならキャルは運が悪かったから死んだのだ。 まあ、それはあるかもしれない。 何せ、タイタニック号が沈むなんて誰も考えてなかっただろうから。
「お前、 あれで死んじゃうなんてな」
はあ?? キャルはラブジョイの腕をつねった。さすがに老人となった友人に対して暴力をふるう気にはなれなかった。
「行けなかったおれの方が幸運だったよ」
ナマエがそう言い出して、 キャルは拳銃があったらこの男の額の真ん中に撃ち込んでやるのに……と思った。
ありがとう、と礼を言いたい人がいる。
その人は、不良だったし、自分とは縁遠い人だと思っていた。会話らしい会話をしたこともない。だが、一度だけ助けてもらったことがある。
身長の高いわたしは女の子らしい服が似合わなかった。だから、男の子みたいにしゃべって男の子みたいな服を選んでかっこいい靴をはいた。髪の毛はワックスで立てて、スポーツは元から好きだったし、汗をかくからベリーショートを超えて刈り上げていた。
そんな自分だったから誰かに絡まれるとかそういった想定はしていなかった。
ごん、と鈍い音をたてて自分が背中を押されたのだと知った。階段のホームだった。人はまばらだった。そりゃあエスカレーターがあるならみんなそちらへ行く。後ろから「男女」とか「調子乗ってる」とか「ブスがいきがってんな」とかそういう悪口が聞こえた。なんだよ、という気持ちとこのままじゃヤバいという気持ちと人の悪意に晒されて怖いという気持ちと。いろんなことがぐちゃぐちゃになった。
そんなわたしを助けてくれたのは松野くんだった。わたしは松野くんよりも背が高かったし、支えるのは大変だったと思うがそれでも彼は助けてくれた。
「あんたら、そんなことしてダッセーな」
わたしを放置して彼は喧嘩を売っていた。ヒーローというより、むしゃくしゃしてたから丁度いいターゲットを見つけたような感じだった。
ありがとうと声をかけようとしたが、彼の背中はずんずんと階段をのぼっていくので怖くてどうしようもなくてわたしは逃げたのだった。
あの時の彼はたしか、モヒカン……? リーゼント? 不良っぽい髪型だったが、今は大人しい。なんでも組織に入ったらしく、しごかれてあの形になったのだとか。部活よりも上下関係が厳しそうだ。
わたしは今でも彼に助けてもらったことを忘れていない。いつか、卒業前にはありがとうとあの時いえなかった言葉を言いたいのだ。
その人は、不良だったし、自分とは縁遠い人だと思っていた。会話らしい会話をしたこともない。だが、一度だけ助けてもらったことがある。
身長の高いわたしは女の子らしい服が似合わなかった。だから、男の子みたいにしゃべって男の子みたいな服を選んでかっこいい靴をはいた。髪の毛はワックスで立てて、スポーツは元から好きだったし、汗をかくからベリーショートを超えて刈り上げていた。
そんな自分だったから誰かに絡まれるとかそういった想定はしていなかった。
ごん、と鈍い音をたてて自分が背中を押されたのだと知った。階段のホームだった。人はまばらだった。そりゃあエスカレーターがあるならみんなそちらへ行く。後ろから「男女」とか「調子乗ってる」とか「ブスがいきがってんな」とかそういう悪口が聞こえた。なんだよ、という気持ちとこのままじゃヤバいという気持ちと人の悪意に晒されて怖いという気持ちと。いろんなことがぐちゃぐちゃになった。
そんなわたしを助けてくれたのは松野くんだった。わたしは松野くんよりも背が高かったし、支えるのは大変だったと思うがそれでも彼は助けてくれた。
「あんたら、そんなことしてダッセーな」
わたしを放置して彼は喧嘩を売っていた。ヒーローというより、むしゃくしゃしてたから丁度いいターゲットを見つけたような感じだった。
ありがとうと声をかけようとしたが、彼の背中はずんずんと階段をのぼっていくので怖くてどうしようもなくてわたしは逃げたのだった。
あの時の彼はたしか、モヒカン……? リーゼント? 不良っぽい髪型だったが、今は大人しい。なんでも組織に入ったらしく、しごかれてあの形になったのだとか。部活よりも上下関係が厳しそうだ。
わたしは今でも彼に助けてもらったことを忘れていない。いつか、卒業前にはありがとうとあの時いえなかった言葉を言いたいのだ。
建築家、森谷帝二の弟子というと箔が付いていたものだが今となっては汚点である。彼は、自分の美学のために人を殺そうとした。重大な犯人となった。日本の歴史に名を残す男である。
昔はあんな人じゃなかった、と否定することも無い。あの人はシンメトリーを愛して自分の名前さえも変えたほどだ。ただ、その美学を追い求めた先にあったのは自分の夢を叶えることができない牢獄というのは面白いと思った。
「ということで、本にしてみたくて」
「なにがどうして私に会いに来た」
「先生の人生を本にして残したいんです」
「建築家がそんなことをしてどうする、それにわたしは世紀の大犯罪者となったんだぞ」
「だからですよ〜〜。先生は自分の理想のために人を殺すことをいとわなかった。愛も情も切り捨てたことをちゃんと本に残しておきたいなって」
この為に一太郎ソフト買ったんですよ〜〜と笑うと先生はしかめっ面で「私のことを無様に書いたら許さないからな」と言った。
先生との思い出はいくつかあるが、一度先生の手によって設計図を燃やされたことがあるのが大きな衝撃だったかもしれない。おれはあの時この先生のゼミになんか行かねえと思った。その気持ちが変わったのは先生の授業を受けてからのことだ。
人の美学とは何か。建築家に必要なのか? と思う絵画の話からはじまり、芸術とは何かを丁寧に追いかけた。建物に美しさを求めるようになったのはいつからか。どんなものが流行にあったのか。お金をかければいいという話ではないということ。(これはお金はかかるけれど買い手の美的センスとこちらの要望が合わなければ意味が無いとかそういう話で、教授は基本的には金がかかる建築しかしない)
それをパソコンに書き込みながら先生のことをどうやって追いかけていくのか考えた。なぜあの事件を起こしたのか、なんて聞いてもいいのだろうか。
昔はあんな人じゃなかった、と否定することも無い。あの人はシンメトリーを愛して自分の名前さえも変えたほどだ。ただ、その美学を追い求めた先にあったのは自分の夢を叶えることができない牢獄というのは面白いと思った。
「ということで、本にしてみたくて」
「なにがどうして私に会いに来た」
「先生の人生を本にして残したいんです」
「建築家がそんなことをしてどうする、それにわたしは世紀の大犯罪者となったんだぞ」
「だからですよ〜〜。先生は自分の理想のために人を殺すことをいとわなかった。愛も情も切り捨てたことをちゃんと本に残しておきたいなって」
この為に一太郎ソフト買ったんですよ〜〜と笑うと先生はしかめっ面で「私のことを無様に書いたら許さないからな」と言った。
先生との思い出はいくつかあるが、一度先生の手によって設計図を燃やされたことがあるのが大きな衝撃だったかもしれない。おれはあの時この先生のゼミになんか行かねえと思った。その気持ちが変わったのは先生の授業を受けてからのことだ。
人の美学とは何か。建築家に必要なのか? と思う絵画の話からはじまり、芸術とは何かを丁寧に追いかけた。建物に美しさを求めるようになったのはいつからか。どんなものが流行にあったのか。お金をかければいいという話ではないということ。(これはお金はかかるけれど買い手の美的センスとこちらの要望が合わなければ意味が無いとかそういう話で、教授は基本的には金がかかる建築しかしない)
それをパソコンに書き込みながら先生のことをどうやって追いかけていくのか考えた。なぜあの事件を起こしたのか、なんて聞いてもいいのだろうか。
ユパさまはこんな体を……と言うが、俺からしたら最高に綺麗で美しくてかっこよくて、そんなお人を押し倒している状況になんだか焦ってしまう。
#名前2#、おまえ本当に入れる側でいたのか?
緊張して勃たないそれを見てユパさまに笑われてしまった。絶対気持ちよくします、と断言した分とても恥ずかしい。でも、今まで憧れの人で、ずっと頭の中でだけ俺の元にいた人が実態を伴って現れたらそりゃあ緊張もする。本当に触るし本当にセックスするのだから。緊張してどうすればいいか分からなくなった俺にユパさまは体を起こして油を手に取ると俺のブツを触ってきた。ビックリして体を固まらせた俺にユパさまは「取って食ったりしないさ」と笑う。何をされるのか分かってはいる。だが、頭が追いつかない。
ぐちゅぐちゅと音を立てながら擦られる状況に俺は必死にがっつきすぎないように気をつけることしかできなかった。俺の様子を見てか、ユパさまはゆっくりと俺のちんこを舐め始めた。汚いですよ!! と叫び声のようにあげると、ユパさまは笑いながら「洗ってはいるだろう?」という。そんなところで話さないで欲しい。吐息があたってビクビクと自分でも恥ずかしくなるくらいに反応してしまう。ユパさまは見せつけるように咥えてみせた。
#名前2#、おまえ本当に入れる側でいたのか?
緊張して勃たないそれを見てユパさまに笑われてしまった。絶対気持ちよくします、と断言した分とても恥ずかしい。でも、今まで憧れの人で、ずっと頭の中でだけ俺の元にいた人が実態を伴って現れたらそりゃあ緊張もする。本当に触るし本当にセックスするのだから。緊張してどうすればいいか分からなくなった俺にユパさまは体を起こして油を手に取ると俺のブツを触ってきた。ビックリして体を固まらせた俺にユパさまは「取って食ったりしないさ」と笑う。何をされるのか分かってはいる。だが、頭が追いつかない。
ぐちゅぐちゅと音を立てながら擦られる状況に俺は必死にがっつきすぎないように気をつけることしかできなかった。俺の様子を見てか、ユパさまはゆっくりと俺のちんこを舐め始めた。汚いですよ!! と叫び声のようにあげると、ユパさまは笑いながら「洗ってはいるだろう?」という。そんなところで話さないで欲しい。吐息があたってビクビクと自分でも恥ずかしくなるくらいに反応してしまう。ユパさまは見せつけるように咥えてみせた。
「わっ」と大声を出しながら藤棚のサークルから男がでてきた。名前と合わせたのだろうか。藤村さん、と呼ぶと「君ってば全く驚かないね」と残念そうに言う。
「何となく気配があるのは分かってましたから」
「そうなの?」
メモしなきゃ、と藤村さんはボールペンを使って書き始める
一体なにをメモするというのだろう。俺の気配察知能力とかか?
「ボールペン、どうですか」
「……ああ。うん、いいよねこれ。取材の時にとっても楽なんだ。遠くに行くにもこれ1本」
まるでCMのようなセリフに笑ってしまう。南蛮由来のものでもいいでしょうと言うと藤村さんは恥ずかしそうに笑った
その微笑みがまさに藤の花のイメージとぴったりで、なんともなしに俺も笑ってしまった。
ワードパレット18
「何となく気配があるのは分かってましたから」
「そうなの?」
メモしなきゃ、と藤村さんはボールペンを使って書き始める
一体なにをメモするというのだろう。俺の気配察知能力とかか?
「ボールペン、どうですか」
「……ああ。うん、いいよねこれ。取材の時にとっても楽なんだ。遠くに行くにもこれ1本」
まるでCMのようなセリフに笑ってしまう。南蛮由来のものでもいいでしょうと言うと藤村さんは恥ずかしそうに笑った
その微笑みがまさに藤の花のイメージとぴったりで、なんともなしに俺も笑ってしまった。
ワードパレット18
どんなに好きな人だとしても叶うことがない恋はあるわけで 好きになった人は犯罪者だった。
彼の口から溢れ出ていたあの理想郷はすべて彼の頭の中にあった。本当だ。彼はそれを追い求めていた。だけども彼には芸術への理解はなかった。絵画も彫刻も、彼には等しく燃えるものだったのだ。
クレイの前で歌を歌った時、とても緊張していたことを覚えている。緋色の弾幕と喝采と共に開催されたあのパーティを自分はきっと忘れないだろうと思う。震えるあまり、最初の音を外した自分を見て彼はくすくすと笑い「頑張れ」と応援してくれた。クレイ・フォーサイトは犯罪者だ。しかし、私の愛はきっと最後まで彼に向けられることだろう。この愛も、気持ちを込めた歌も、私という存在するも彼には燃やしたい、灰にしてゴミにして捨てることのできるものだとしても。自分はこの愛をやめられないのである。
ワードパレット17
彼の口から溢れ出ていたあの理想郷はすべて彼の頭の中にあった。本当だ。彼はそれを追い求めていた。だけども彼には芸術への理解はなかった。絵画も彫刻も、彼には等しく燃えるものだったのだ。
クレイの前で歌を歌った時、とても緊張していたことを覚えている。緋色の弾幕と喝采と共に開催されたあのパーティを自分はきっと忘れないだろうと思う。震えるあまり、最初の音を外した自分を見て彼はくすくすと笑い「頑張れ」と応援してくれた。クレイ・フォーサイトは犯罪者だ。しかし、私の愛はきっと最後まで彼に向けられることだろう。この愛も、気持ちを込めた歌も、私という存在するも彼には燃やしたい、灰にしてゴミにして捨てることのできるものだとしても。自分はこの愛をやめられないのである。
ワードパレット17
「オソンヒョンニムってドンスヒョンニムのこと大好きっすけどドンスヒョンニムに死ねって言われたら死ぬんですか?」
久々に退院したってやつが何か言ってくる。死にかけたせいでバカになったのかもしれない。あのぉ、とこっちを見つめる#名前2#は自分がドンスに気に入られれていることを忘れているのだろうか。真っ白なスーツが泥で汚れて茶色に塗れながら抱き上げられ、医者が来るまで離してもらえなかったのに。自分よりも成果が低いくせにドンスに気に入られている#名前2#がオソンは嫌いだった。
「お前より先には死なない」
「なんですか、それ。答えじゃないですよ」
けたけたと#名前2#は笑っていたがオソンには大事なことだった。ドンスの右腕は自分だけで十分なのだから。
ワードパレット16 オソンのドンスへの巨大感情はnot性愛
久々に退院したってやつが何か言ってくる。死にかけたせいでバカになったのかもしれない。あのぉ、とこっちを見つめる#名前2#は自分がドンスに気に入られれていることを忘れているのだろうか。真っ白なスーツが泥で汚れて茶色に塗れながら抱き上げられ、医者が来るまで離してもらえなかったのに。自分よりも成果が低いくせにドンスに気に入られている#名前2#がオソンは嫌いだった。
「お前より先には死なない」
「なんですか、それ。答えじゃないですよ」
けたけたと#名前2#は笑っていたがオソンには大事なことだった。ドンスの右腕は自分だけで十分なのだから。
ワードパレット16 オソンのドンスへの巨大感情はnot性愛
明るい日々をここで迎えることなどあるのだろうか。そんなことを思いながらも今日も日記を書いている。
あのアーサーを家に呼ぶようになってから日常は少しだけ変わったが暗鬱な根っこは変わらないまま。灰色の日常というものを送っている。
アーサーは嬉しそうに俺と出会えたことをなにか笑い話にできやしないかとネタを考えている。ネタをまとめた小さなノートに縮こまって文字を綴る姿は昔のアーサーと何一つ変わっていなかった。
するり、と頭を撫でるとびっくりして体が止まるのもそのまんま。
「アーサー、お前さえ良ければうちで肩慣らしでもするか?」
だからこそそんな誘いまでかけてしまうのだろう。この子はこんなに大きくなって、疲れて萎びていても、庇護下にある小さな子どもなのだ。
ワードパレット15
あのアーサーを家に呼ぶようになってから日常は少しだけ変わったが暗鬱な根っこは変わらないまま。灰色の日常というものを送っている。
アーサーは嬉しそうに俺と出会えたことをなにか笑い話にできやしないかとネタを考えている。ネタをまとめた小さなノートに縮こまって文字を綴る姿は昔のアーサーと何一つ変わっていなかった。
するり、と頭を撫でるとびっくりして体が止まるのもそのまんま。
「アーサー、お前さえ良ければうちで肩慣らしでもするか?」
だからこそそんな誘いまでかけてしまうのだろう。この子はこんなに大きくなって、疲れて萎びていても、庇護下にある小さな子どもなのだ。
ワードパレット15
AJは朱文金という種類らしい。俺が人間/#名前2#というものであるように、朱文金/AJということだ。金魚なのによく体を操れるなと笑ったら尻を蹴られた。
「その水槽の水って汚くならねえの?」
「淀まないようにいつも濾過装置を動かしている」
いや、その新しい水は必要じゃないのかって聞きたかったんだけど。AJは素知らぬ顔でタバコを吸う。金魚鉢なのにタバコが欲しいだなんて、新しい上司ってのはよく分からないやつだ。
ワードパレット14
「その水槽の水って汚くならねえの?」
「淀まないようにいつも濾過装置を動かしている」
いや、その新しい水は必要じゃないのかって聞きたかったんだけど。AJは素知らぬ顔でタバコを吸う。金魚鉢なのにタバコが欲しいだなんて、新しい上司ってのはよく分からないやつだ。
ワードパレット14
この村で鐘の音を聞くのは嫌いだ。音を聞いて初めてここには何もないことを思い出させるから。
イリミアーシュは俺に「何も無いことが美なのさ」と言うが俺はそうは思えなかった。ここには何も無い。毎日そうやって絶望して起きなければならない。
エシュティケだけが俺の遊び相手になる。彼女はいつか海を見たいらしい。碧い海はどんなに綺麗かしらね!と笑う彼女は一生ここから出ることは無い。ネコとくそったらの兄貴と不倫しか脳がない女と共に骨を埋めるのだ。鐘の音を体に響かせながら。
「#名前2#はわたしが大きくなったら結婚してくれるんでしょう?」
はるか昔に適当に結んだ約束を彼女はずっと覚えている。そんなことあっていいはずがないのに。
「……勿論だ」
成長したところで骨と皮ばかりの彼女を抱きしめ、翌朝俺はイリミアーシュと村を出た。ようやく楽に呼吸できるような気がした。
ワードパレット13
イリミアーシュは俺に「何も無いことが美なのさ」と言うが俺はそうは思えなかった。ここには何も無い。毎日そうやって絶望して起きなければならない。
エシュティケだけが俺の遊び相手になる。彼女はいつか海を見たいらしい。碧い海はどんなに綺麗かしらね!と笑う彼女は一生ここから出ることは無い。ネコとくそったらの兄貴と不倫しか脳がない女と共に骨を埋めるのだ。鐘の音を体に響かせながら。
「#名前2#はわたしが大きくなったら結婚してくれるんでしょう?」
はるか昔に適当に結んだ約束を彼女はずっと覚えている。そんなことあっていいはずがないのに。
「……勿論だ」
成長したところで骨と皮ばかりの彼女を抱きしめ、翌朝俺はイリミアーシュと村を出た。ようやく楽に呼吸できるような気がした。
ワードパレット13
がそごそと出前のビニールを箸でこする。そんな開け方があるなんて知らなくて自分は#名前2#の手元をじっと見てしまった。
「どうしたバルガス。食べないのか」
「ん、あ、ああ……」
自分も擦る。破けた。びりびりと開くと煙と共にうまそうなドリアが出てきた。#名前2#オススメのそれだけでは自分は足りずもうひとつピザと桃のアイスも届いている。#名前2#はうまそうに自分でオーダーしたピザを食べていた。トマトソースとモッツァレラチーズとパセリが#名前2#の口の中に入っていく。かぶりつく歯と飲み込もうとする舌を見て怖くなった。自分もそうやって食べて欲しいだなんて。
「……バルガス? 腹痛いの?」
「! いや、別に。今食べる」
「うん。食べろ食べろ」
#名前2#は楽しそうに俺に自分の分のピザも渡してくる。もういっこチーズのピザが残ってるんだが、と思いながらも貰うことにした。変な扉を開きそうだなんて、絶対に知られたくなかった。
ワードパレット19
「どうしたバルガス。食べないのか」
「ん、あ、ああ……」
自分も擦る。破けた。びりびりと開くと煙と共にうまそうなドリアが出てきた。#名前2#オススメのそれだけでは自分は足りずもうひとつピザと桃のアイスも届いている。#名前2#はうまそうに自分でオーダーしたピザを食べていた。トマトソースとモッツァレラチーズとパセリが#名前2#の口の中に入っていく。かぶりつく歯と飲み込もうとする舌を見て怖くなった。自分もそうやって食べて欲しいだなんて。
「……バルガス? 腹痛いの?」
「! いや、別に。今食べる」
「うん。食べろ食べろ」
#名前2#は楽しそうに俺に自分の分のピザも渡してくる。もういっこチーズのピザが残ってるんだが、と思いながらも貰うことにした。変な扉を開きそうだなんて、絶対に知られたくなかった。
ワードパレット19
先輩のアン神父がソウルに任務に行ったらなぜかでかいワンコをつれて帰ってきた。ヨンフは詠唱もなにも出来ないが聖痕があるらしく、悪魔祓いは俺たちよりもできる。のだが
「俺はアン神父についてきたんだ。お前に命令されるいわれはない」
「ふざけんなよ!」
「ふざけてなんかない」
「ま、まあまあ。#名前2#も落ち着いて」
ヨンフは子どもみたいにアン神父にくっついて回っていた。そしてアン神父を傷つける悪魔に対して容赦がない。神父は鈍感だから気付いてないみたいだがヨンフの信仰という家族愛は彼にしか向いていないのだ。困ったことに。
「チェ神父。あいつの弱味とか知らねえか」
「いや、私にはなんとも……。あの人、格闘技で世界一ですし、ココ最近は病気にもなったことないって。聖痕が出て何年ぶりかのトレーニング以外でのケガだったらしいですし」
知りたくもなかった高スペックが判明した。ヨンフのやつ、本当に詠唱とかも覚えないつもりか
ワードパレット11
「俺はアン神父についてきたんだ。お前に命令されるいわれはない」
「ふざけんなよ!」
「ふざけてなんかない」
「ま、まあまあ。#名前2#も落ち着いて」
ヨンフは子どもみたいにアン神父にくっついて回っていた。そしてアン神父を傷つける悪魔に対して容赦がない。神父は鈍感だから気付いてないみたいだがヨンフの信仰という家族愛は彼にしか向いていないのだ。困ったことに。
「チェ神父。あいつの弱味とか知らねえか」
「いや、私にはなんとも……。あの人、格闘技で世界一ですし、ココ最近は病気にもなったことないって。聖痕が出て何年ぶりかのトレーニング以外でのケガだったらしいですし」
知りたくもなかった高スペックが判明した。ヨンフのやつ、本当に詠唱とかも覚えないつもりか
ワードパレット11
水浴びをしていたチザムを見ながら唐突に花を送りたくなった。水にひたった中で花を掴む姿はきっと美しいだろう、と。
「……おい、見すぎだ」
「え? ああ、ごめん」
チザムは全く、と言いながら川から出てきた。ぼたぼたと流れ落ちる雫はびっしょり濡れているというよりも美しかった
「……お前って綺麗だよなあ」
「………はあ??」
「ごめん。別にそういう意味じゃないから! だから避けるように服を取りに行くのやめろ!!」
「……おい、見すぎだ」
「え? ああ、ごめん」
チザムは全く、と言いながら川から出てきた。ぼたぼたと流れ落ちる雫はびっしょり濡れているというよりも美しかった
「……お前って綺麗だよなあ」
「………はあ??」
「ごめん。別にそういう意味じゃないから! だから避けるように服を取りに行くのやめろ!!」
コーヒーショップのアルバイトをしているといつも出会う人など決まってくる。有名人が来たとしても表情を変えるな、というのがうちの方針だ。プライベートに踏み込むな、それができなかったら……と脅される。なのだが。
「やあ、久しぶり」
「……どうも」
この名探偵はそういうことが関係ない、というように俺に話しかけてくる。
「いつものやつを頼めるかな」
「トールサイズのコーヒーホットです」
「はーい」
バイトではもはや相棒になったローリーが返事をする。ブランは俺を見てニコニコと笑ったままお金を差し出す。
「お釣りはそのまま」
「どうも」
「代わりにそろそろ笑顔を見せてくれないかい? 他のお客さんにはいつも笑ってるじゃないか。ずるいだろう」
「そう言われましても……」
「……折角君に会いに毎朝ここに来てるのに僕が有名人になったからってずるくないかい? そういうのはね、仲間外れと言うんだよ」
名探偵が何を言ってるのだろうか。思わず笑ったら並んでる人の咳払いが聞こえた。
「ミスター、どうぞ横にずれて」
「はいはい」
「後でまた話しましょうよ」
「……!!」
「やあ、久しぶり」
「……どうも」
この名探偵はそういうことが関係ない、というように俺に話しかけてくる。
「いつものやつを頼めるかな」
「トールサイズのコーヒーホットです」
「はーい」
バイトではもはや相棒になったローリーが返事をする。ブランは俺を見てニコニコと笑ったままお金を差し出す。
「お釣りはそのまま」
「どうも」
「代わりにそろそろ笑顔を見せてくれないかい? 他のお客さんにはいつも笑ってるじゃないか。ずるいだろう」
「そう言われましても……」
「……折角君に会いに毎朝ここに来てるのに僕が有名人になったからってずるくないかい? そういうのはね、仲間外れと言うんだよ」
名探偵が何を言ってるのだろうか。思わず笑ったら並んでる人の咳払いが聞こえた。
「ミスター、どうぞ横にずれて」
「はいはい」
「後でまた話しましょうよ」
「……!!」
山鳥毛が桜のかんざしを買ったという噂を耳にして「あいつにも女ができたのかな」と言ったら南泉に怒られてしまった。お頭がそういうことするわけねえだろ!と言っていたが別に恋愛を禁止しているわけでもないので怒られた理由がよく分からなかった。
南泉が俺を怒ったという噂は尾びれをつけて本丸に流れてしまい、山鳥毛がわざわざ「うちのものがすまない」と謝りに来た。謝罪と一緒に噂のかんざしまで受け取ってしまった。
「あのさ、これ俺にあげちゃってよかったの?意中の子とかいるんじゃないの?」
山鳥毛の瞳に困惑の色が浮かぶ。
「……私が好いているのは小鳥1人だが」
「……え」
ワードパレット10
南泉が俺を怒ったという噂は尾びれをつけて本丸に流れてしまい、山鳥毛がわざわざ「うちのものがすまない」と謝りに来た。謝罪と一緒に噂のかんざしまで受け取ってしまった。
「あのさ、これ俺にあげちゃってよかったの?意中の子とかいるんじゃないの?」
山鳥毛の瞳に困惑の色が浮かぶ。
「……私が好いているのは小鳥1人だが」
「……え」
ワードパレット10
本音を言えば絶対に笑われるのは分かっていた。だから昔からいつも言葉を隠してきた。#名前2#のこともそうだ。いつものように「あいつなんか嫌いだ、いつも口だけで仕事も遅いし。トロいやつは嫌いなんだよ」と茶化して言うと周りも同意した。カリムがいたらさぞや怒っていただろう。
翌朝、#名前2#は俺に挨拶をしなかった。どうしたんだ、と声をかけると#名前2#はめんどくさそうな顔をして「トロくて悪かったな。俺がそういう奴だって知ってると思ってたけど……そりゃあ俺の甘えだよな。まあいいけどさ、寮の生徒たちに絡んで話すことじゃないだろ」と言ってきた。
「あ、#名前2#!なあこの首飾りどっちのがいいかな」
「俺は翡翠の方が好きです」「そっか!」
#名前2#、と名前を呼んでも振り返らない。俺がそういう奴だって知ってるだって? なら、俺が本音を言えないやつだって、幼馴染のお前なら知ってるはずなんじゃないのか?
その日1日、#名前2#は俺と話そうとしなかった。会話の伝言役を果たした1年生には悪いが負けられない戦いだったのだ。#名前2#は俺には話しかけないのにカリムには楽しそうに会話をして世話を焼いている。自分の居場所が無くなることと、拒否される感覚とで頭はごちゃ混ぜになっていた。
ワードパレット12
翌朝、#名前2#は俺に挨拶をしなかった。どうしたんだ、と声をかけると#名前2#はめんどくさそうな顔をして「トロくて悪かったな。俺がそういう奴だって知ってると思ってたけど……そりゃあ俺の甘えだよな。まあいいけどさ、寮の生徒たちに絡んで話すことじゃないだろ」と言ってきた。
「あ、#名前2#!なあこの首飾りどっちのがいいかな」
「俺は翡翠の方が好きです」「そっか!」
#名前2#、と名前を呼んでも振り返らない。俺がそういう奴だって知ってるだって? なら、俺が本音を言えないやつだって、幼馴染のお前なら知ってるはずなんじゃないのか?
その日1日、#名前2#は俺と話そうとしなかった。会話の伝言役を果たした1年生には悪いが負けられない戦いだったのだ。#名前2#は俺には話しかけないのにカリムには楽しそうに会話をして世話を焼いている。自分の居場所が無くなることと、拒否される感覚とで頭はごちゃ混ぜになっていた。
ワードパレット12
井上はわりと嫉妬する方だと思う。そのせいか、俺が嫉妬しないことを気にするみたいでたまに「可愛い女の子に出会っちゃってさー」と言い出す。
「よかったなあ、目の保養じゃん」と返すと「……嫌になんねえの?」と聞いてくる。
「俺、井上が女の話をしてる時よりオガタさんの話してる時の方がキツいから」
普段は黙ってたことをなんとなく言ってみたら井上はぽかんとした顔になって俺の肩を強めにバシバシと叩いてきた。いてえよ、バカ!
「俺が! 尾形さんに惚れるわけねえじゃん! お前にまじで惚れてんのに!!!」
井上のあっけらかんとした告白に救われてしまう
「よかったなあ、目の保養じゃん」と返すと「……嫌になんねえの?」と聞いてくる。
「俺、井上が女の話をしてる時よりオガタさんの話してる時の方がキツいから」
普段は黙ってたことをなんとなく言ってみたら井上はぽかんとした顔になって俺の肩を強めにバシバシと叩いてきた。いてえよ、バカ!
「俺が! 尾形さんに惚れるわけねえじゃん! お前にまじで惚れてんのに!!!」
井上のあっけらかんとした告白に救われてしまう
友達が「割のいい仕事」に就いたという。俺はそんな話を信じるつもりはなかった。勝手にしておけ、とさえ思っていた。向こうは話に乗ってこない俺にイライラし始めたようで「#名前2#、お前も来いよ」と言い出す。
「ヤダよ、もうポルノに出るのはやめた」
「#名前2#はまだ人気あるのに」
「人気とかの問題じゃない……」
好きなやつ以外を嘘でも抱くのが面倒になったのだ。話を終わらせようとすると向こうはまだ食いついてきた。
「なあ、いいじゃねえか。金が手に入る。それも息子まで遊べるくらいの!」
「金なんかなくていいよ」
否定し続ける俺に段々と顔が歪んできた。
「ふざけんなよ……。そんなに、あいつのことが好きかよ! 俺の方が上手かっただろ!?」
こいつ、何言ってんだという気持ちである。睨みつける男を置いてカフェを出た。穏やかな陽気に包まれているのに背筋に寒気が走った。振り返って見たやつの顔はおぞましい何かに染まった表情をしていた。
「ヤダよ、もうポルノに出るのはやめた」
「#名前2#はまだ人気あるのに」
「人気とかの問題じゃない……」
好きなやつ以外を嘘でも抱くのが面倒になったのだ。話を終わらせようとすると向こうはまだ食いついてきた。
「なあ、いいじゃねえか。金が手に入る。それも息子まで遊べるくらいの!」
「金なんかなくていいよ」
否定し続ける俺に段々と顔が歪んできた。
「ふざけんなよ……。そんなに、あいつのことが好きかよ! 俺の方が上手かっただろ!?」
こいつ、何言ってんだという気持ちである。睨みつける男を置いてカフェを出た。穏やかな陽気に包まれているのに背筋に寒気が走った。振り返って見たやつの顔はおぞましい何かに染まった表情をしていた。
「あのさぁー? こんなのの何が面白いのー?」
「見てるだけで楽しいよ」
「ぜんっぜん楽しくない。ただの絵じゃん。音もないし、派手でもないし」
「派手なやつもあるよ」
「そういうことじゃねーっての」
文句を言いながらもフロイドは俺の腕にしがみついて美術館をまわっていた。ただの絵。フロイドにしたらそうかもしれない。俺にとってはこの絵は世界が変わった唯一のものである。
「俺にとってはこの絵が1番大事だからねえ。1度でいいから本物を見たかったんだ」
フロイドはびっくりしたような顔をしたあと「実物が横にいるじゃん!」と小さく怒った。
世界的有名な画家がNRCにお忍びでやってきてスケッチしていたのは聞いていた。その中でモストロラウンジに足を運び、絵を描いていたことも。この前、展示して良いかという知らせを受けたので渋るフロイドをせかしイエスを打ってこの通りやってきたのだった。
スケッチだけでも彼女の絵は金になる。
「絵にはその一瞬を閉じ込めてくれるんだよ」
「……」
「俺はどっちのフロイドも好き」
「今の俺の方がぜってー#名前2#のこと好きなのに?」
その口説き文句は予想外だった。「今のフロイドの方が好きだなあ」と笑った俺にフロイドはにやりと笑っていた。
「見てるだけで楽しいよ」
「ぜんっぜん楽しくない。ただの絵じゃん。音もないし、派手でもないし」
「派手なやつもあるよ」
「そういうことじゃねーっての」
文句を言いながらもフロイドは俺の腕にしがみついて美術館をまわっていた。ただの絵。フロイドにしたらそうかもしれない。俺にとってはこの絵は世界が変わった唯一のものである。
「俺にとってはこの絵が1番大事だからねえ。1度でいいから本物を見たかったんだ」
フロイドはびっくりしたような顔をしたあと「実物が横にいるじゃん!」と小さく怒った。
世界的有名な画家がNRCにお忍びでやってきてスケッチしていたのは聞いていた。その中でモストロラウンジに足を運び、絵を描いていたことも。この前、展示して良いかという知らせを受けたので渋るフロイドをせかしイエスを打ってこの通りやってきたのだった。
スケッチだけでも彼女の絵は金になる。
「絵にはその一瞬を閉じ込めてくれるんだよ」
「……」
「俺はどっちのフロイドも好き」
「今の俺の方がぜってー#名前2#のこと好きなのに?」
その口説き文句は予想外だった。「今のフロイドの方が好きだなあ」と笑った俺にフロイドはにやりと笑っていた。
おそらく、外にいる人間からするとイモータン・ジョーに付き従う俺は甘い蜜をすすってると思われているのだろう。残念ながらそういったことは全くない。俺はただ、健康管理に役立つからと連れ去られた側の人間だ。
「ねえ、#名前2#。私たちと一緒に逃げましょ」
「ケイパブル、逃げるって本当?」
「もちろんよ この鎖を捨てて出ていくの。フュリオサが緑の土地を知ってるって」
いい話だ、と思った。でもワイブズたちと逃げたらすぐにバレて追手が来るだろう。
「……俺は、いいよ。お前たちが逃げ切れるようにジョーを止めるから」
「……#名前2#、あのね」
ケイパブルの赤い髪の毛が俺に降りかかる。
抱きしめられたとき、藍色の夜に靡くこの髪の毛をもっと褒めてやればよかったと思った。もう、きっと彼女を慰めることも微笑みを見ることもないのだ。彼女に愛を伝える最後の機会なのに俺の口は動かなかった。
「私、貴方に会うためにここに生まれたんだと思うの」
そう笑った彼女を見送った。
ワードパレット9
「ねえ、#名前2#。私たちと一緒に逃げましょ」
「ケイパブル、逃げるって本当?」
「もちろんよ この鎖を捨てて出ていくの。フュリオサが緑の土地を知ってるって」
いい話だ、と思った。でもワイブズたちと逃げたらすぐにバレて追手が来るだろう。
「……俺は、いいよ。お前たちが逃げ切れるようにジョーを止めるから」
「……#名前2#、あのね」
ケイパブルの赤い髪の毛が俺に降りかかる。
抱きしめられたとき、藍色の夜に靡くこの髪の毛をもっと褒めてやればよかったと思った。もう、きっと彼女を慰めることも微笑みを見ることもないのだ。彼女に愛を伝える最後の機会なのに俺の口は動かなかった。
「私、貴方に会うためにここに生まれたんだと思うの」
そう笑った彼女を見送った。
ワードパレット9
口紅を戦闘カラーとして頬に塗る。今日はサメと戦う日だ。なぜか森に死んだサメの幽霊が現れるというので友人たちに駆り出された。
「サメの怨念がこの森に取り憑いてるんだ。森は広いからな。とりあえず、定点カメラを置いておく」
「わかった」
カメラにサメの幽霊が映ると思ってるのだろうか。
「現れますかね」
「来る。やつは絶対に。俺にはわかるんだ」
サメハンターの血が騒ぐ、と言うけれどそんなハンター初めて聞いた。俺を誘った友人たちは既にウォッカを口にし始めている。大仰な武器を持っているが幽霊に効くのかどうか。考えれば考えるほど前途多難なサメハントになりそうだ。
ワードパレット8 死んだサメ退治に駆り出された男主の話
死んだサメの森はYouTubeで見られるサメ映画!日本語字幕もあるよ
「サメの怨念がこの森に取り憑いてるんだ。森は広いからな。とりあえず、定点カメラを置いておく」
「わかった」
カメラにサメの幽霊が映ると思ってるのだろうか。
「現れますかね」
「来る。やつは絶対に。俺にはわかるんだ」
サメハンターの血が騒ぐ、と言うけれどそんなハンター初めて聞いた。俺を誘った友人たちは既にウォッカを口にし始めている。大仰な武器を持っているが幽霊に効くのかどうか。考えれば考えるほど前途多難なサメハントになりそうだ。
ワードパレット8 死んだサメ退治に駆り出された男主の話
死んだサメの森はYouTubeで見られるサメ映画!日本語字幕もあるよ
ザビーナ今日も可愛いね、と言ったらいつもみたいに「あたしはカッコイイから」じゃなくて「ぅっ、あっ、えーっと……あんたも、その服可愛いから!いい、服だからね!」と叫んで行ってしまった。ザビーナに服を褒められるなんてラッキーだなあ。
エンジェルになるには、男心も学ばなきゃならない。褒め言葉は素直に受け取りましょう、と言われてすぐに#名前2#のことが浮かんだ。素直になれない、なんて言い訳はエンジェルにはいらないのだ。でも……今日は…
「だめだ、洋服じゃダメ。あいつを褒めたいのに」
この減らず口は仕事をしてくれないのだ。
エンジェルになるには、男心も学ばなきゃならない。褒め言葉は素直に受け取りましょう、と言われてすぐに#名前2#のことが浮かんだ。素直になれない、なんて言い訳はエンジェルにはいらないのだ。でも……今日は…
「だめだ、洋服じゃダメ。あいつを褒めたいのに」
この減らず口は仕事をしてくれないのだ。
#名前2#にはどんな服がいいんだろう。そんなことを考えながら紺色の、持ってる中では大人しめなジャケットに手を通した。
カフェに行くと既に#名前2#は待ってくれていた。慌てて近寄るわたしを見て笑ってくれた。月がぐにゃりって曲がった。#名前2#の目は月みたいだと思った。宝石なんて目じゃない。手の届かない月
「この間はごめんなさい、あとありがとうございました」
「あ、ああ、いいのよ別に。わたしも勘違いさせるようなことしちゃったでしょ」
「でも……いえ、今日は言葉だけじゃなくちゃんとお話しようと思って」
#名前2#はしっかりとした目でわたしを見てくる。わたしはどうすればいいか分からなくなり「あなたの話が聞きたいんだけど」と言っていた。子どもじゃないのよ!?と思ったけど#名前2#は「アジア人は珍しいですよねえ」と笑って話してくれた。その内容も、声も、身振り手振りも、全てを聴き止めて覚えていようと思った。大切な思い出だった。今日のジャケットは#名前2#のパンプスの色とお揃いだ、と途中で気づいて嬉しくなった。#名前2#の話が終わったあと、#名前2#はにまにまと笑って「今、頷きましたよね?」と言う。
「え、あ、えっと……」
「やっぱり聞いてなかった。次はルーの話を聞かせてねって言ったんですけど」
次があるんだ、とキョトンとしたわたしを見て#名前2#が笑っていた。次か。次があるのか。
ワードパレット7
カフェに行くと既に#名前2#は待ってくれていた。慌てて近寄るわたしを見て笑ってくれた。月がぐにゃりって曲がった。#名前2#の目は月みたいだと思った。宝石なんて目じゃない。手の届かない月
「この間はごめんなさい、あとありがとうございました」
「あ、ああ、いいのよ別に。わたしも勘違いさせるようなことしちゃったでしょ」
「でも……いえ、今日は言葉だけじゃなくちゃんとお話しようと思って」
#名前2#はしっかりとした目でわたしを見てくる。わたしはどうすればいいか分からなくなり「あなたの話が聞きたいんだけど」と言っていた。子どもじゃないのよ!?と思ったけど#名前2#は「アジア人は珍しいですよねえ」と笑って話してくれた。その内容も、声も、身振り手振りも、全てを聴き止めて覚えていようと思った。大切な思い出だった。今日のジャケットは#名前2#のパンプスの色とお揃いだ、と途中で気づいて嬉しくなった。#名前2#の話が終わったあと、#名前2#はにまにまと笑って「今、頷きましたよね?」と言う。
「え、あ、えっと……」
「やっぱり聞いてなかった。次はルーの話を聞かせてねって言ったんですけど」
次があるんだ、とキョトンとしたわたしを見て#名前2#が笑っていた。次か。次があるのか。
ワードパレット7
「肉でも食べに行こうぜ」
軽く彼がそんなことを言えるくらいには肉食動物と草食動物との概念は薄れてきたのかもしれない、と思った。持っていた本に栞を挟み頷くと「よし」とニックはにんまりと笑った。
「ジュディは誘わない?」
「あいつは今日は家族と楽しいティータイムっての」
「ふーん」
ジュディには悪いが少しだけ嬉しいと思ってしまった。橙色の彼のしっぽを追いかけながらスマホで友達に「今日そっちいけない、ごめん」と送った。
「#名前2#のHappyFOXくん?」
yes、と打った瞬間にニックが振り向いた。
「#名前2#、もしかして予定でもあった?」
「い、いや全然!」
裏返りそうな声で頷いたらニックはそっか……と安心したように笑った。えーー、何その笑顔……。正面からそのままキラキラを浴びてしまい、一瞬だけ体が固まった。俺ほんとにサシ飲みとかできるのか? 死なないか??
ワードパレット6
軽く彼がそんなことを言えるくらいには肉食動物と草食動物との概念は薄れてきたのかもしれない、と思った。持っていた本に栞を挟み頷くと「よし」とニックはにんまりと笑った。
「ジュディは誘わない?」
「あいつは今日は家族と楽しいティータイムっての」
「ふーん」
ジュディには悪いが少しだけ嬉しいと思ってしまった。橙色の彼のしっぽを追いかけながらスマホで友達に「今日そっちいけない、ごめん」と送った。
「#名前2#のHappyFOXくん?」
yes、と打った瞬間にニックが振り向いた。
「#名前2#、もしかして予定でもあった?」
「い、いや全然!」
裏返りそうな声で頷いたらニックはそっか……と安心したように笑った。えーー、何その笑顔……。正面からそのままキラキラを浴びてしまい、一瞬だけ体が固まった。俺ほんとにサシ飲みとかできるのか? 死なないか??
ワードパレット6
その日はずっと前から準備していた。#名前2#と休みが合うのは久々だった。セックスするだろう、といつも通り思っていた。前日の夜から来ると思っていたので精のつくものを食べさせておくか、と料理も頑張っていたのに#名前2#は予定の時間になっても来ない。
まさか……忘れられた?
いやそんな訳はないだろう。スマホを確認するとちゃんとテクストに書かれているのを見ている。#名前2#のことだから何かあったんだろうが、とスマホを持ってぐっと待っていたら電話がかかってきた。#名前2#の顔写真を見た瞬間タップする。
「どうした#名前2#」
「ごめん、隣の家のシェーラが産気づいたらしくて……!!」
「……はあ??」
「ごめん、そっちに行けるか分かんない……」
赤ん坊が生まれることは喜ばしい。本当だ。だけど、今このタイミングはダメだ。じんわりと涙が滲む。赤ん坊もシェーラという女性も傷つけない言葉で叫べたのは「#名前2#にはあとでお仕置だからな!」だった
八つ当たりなのは分かっているがどうしても叫ばずにはいられなかった。電話を切ると#名前2#からの返信もなかった。翌朝、赤ちゃんってすげえなあと笑いながら家に来た#名前2#を蹴っ飛ばしたあと2人で冷蔵庫で冷えきった食事を食べた。
140ワードパレット5
まさか……忘れられた?
いやそんな訳はないだろう。スマホを確認するとちゃんとテクストに書かれているのを見ている。#名前2#のことだから何かあったんだろうが、とスマホを持ってぐっと待っていたら電話がかかってきた。#名前2#の顔写真を見た瞬間タップする。
「どうした#名前2#」
「ごめん、隣の家のシェーラが産気づいたらしくて……!!」
「……はあ??」
「ごめん、そっちに行けるか分かんない……」
赤ん坊が生まれることは喜ばしい。本当だ。だけど、今このタイミングはダメだ。じんわりと涙が滲む。赤ん坊もシェーラという女性も傷つけない言葉で叫べたのは「#名前2#にはあとでお仕置だからな!」だった
八つ当たりなのは分かっているがどうしても叫ばずにはいられなかった。電話を切ると#名前2#からの返信もなかった。翌朝、赤ちゃんってすげえなあと笑いながら家に来た#名前2#を蹴っ飛ばしたあと2人で冷蔵庫で冷えきった食事を食べた。
140ワードパレット5
視界が少しだけ紫色に変わったから長谷部くんが来たんだなあ、と思った。長谷部だなんて他人行儀みたいでこの呼び名は好きでは無いのだけれど、長谷部くんはこれが好きらしかった。
「おはようございます主」
「おはよう、長谷部くん」
動かせなくなった足がマッサージされて動かされる。私はこの時間が好きだった。彼のせっせと働く姿が愛おしかった。窓には姿が見えないのにホトトギスの声が聞こえてくる。誰かが笛を吹いてるらしい。
「ねえ、私も笛が吹けないかしら」
「主の体では少し難しいかもしれません」
「そうかい、そりゃあ残念だ」
もし吹けたのなら長谷部くんに自慢してやろうと思ったんだけど。老いぼれの体は思うようには動いてくれない。昔は長谷部くんを置いてけぼりにすることが怖かったけれど今は彼が自分の刃生を楽しんで欲しいと思う。
「…主、もし俺が主と同じように年老いた姿になったらどうしますか?」
変なことを聞くなあと思った。だけどそれを想像したら心がワクワクした。
「老人になってもきっと君は美しいだろうねえ」
長谷部くんは花開くように笑った。主と一緒に死ねない私をお許しくださいなんて、そんな謝ることじゃないのにねえ。長谷部くんは老人の私を捨てず、愛し、伴侶としたことを誇りに思って欲しいんだけど。
長谷部は老人審神者の付き添いですか?と言われたら「背の君です」って青筋立てて言う気がする
「おはようございます主」
「おはよう、長谷部くん」
動かせなくなった足がマッサージされて動かされる。私はこの時間が好きだった。彼のせっせと働く姿が愛おしかった。窓には姿が見えないのにホトトギスの声が聞こえてくる。誰かが笛を吹いてるらしい。
「ねえ、私も笛が吹けないかしら」
「主の体では少し難しいかもしれません」
「そうかい、そりゃあ残念だ」
もし吹けたのなら長谷部くんに自慢してやろうと思ったんだけど。老いぼれの体は思うようには動いてくれない。昔は長谷部くんを置いてけぼりにすることが怖かったけれど今は彼が自分の刃生を楽しんで欲しいと思う。
「…主、もし俺が主と同じように年老いた姿になったらどうしますか?」
変なことを聞くなあと思った。だけどそれを想像したら心がワクワクした。
「老人になってもきっと君は美しいだろうねえ」
長谷部くんは花開くように笑った。主と一緒に死ねない私をお許しくださいなんて、そんな謝ることじゃないのにねえ。長谷部くんは老人の私を捨てず、愛し、伴侶としたことを誇りに思って欲しいんだけど。
長谷部は老人審神者の付き添いですか?と言われたら「背の君です」って青筋立てて言う気がする
エペルがリンゴを剥いてる姿はまるで映画のワンシーンのようだが、内心ではマジフト部の次の練習について考えてるに違いない。ポムフィオーレ寮にしては珍しく光に輝く汗と土まみれになる緑が好きな男だからだ。(普段のあの寮の人間は中庭で優雅にティータイムしてたりする)
エペルはリンゴにかじりつくと俺の方をじっと見た。
「#名前2#は……ぼ、くがポムフィオーレでがっかりした?」
「なんで?」
「だって、せっかく同じ学校に入学できたのに……」違う寮になっちゃったから、とエペルの声がしょんぼりとしていく。恋人同士でこの学校に入学できたことの方が奇跡、と言っても意味が無いんだろうな。「むしろ違う寮だからこそできることもあるって。合同授業とか、学校のイベントとか」
「そうだけど……」
「俺、ポムフィオーレにエペルのこと迎えに行くの好きだけどなあ」
慌てた顔して部屋からとび出てくるエペルを見るのはいつだって楽しい。エペルはむうっと頬をふくらませて「今度は僕だって」と呟いた。そうだな、うちの寮生たちにも自慢の恋人を見せつけてやりたいなあなんて笑ったらエペルにリンゴを突っ込まれてしまった。そのまま指までかじろうとするとぎゃあ、なんて色気のない声が聞こえる。まだローティーン側なのかなあ、なんて思いながらリンゴを飲み込んだ。
140ワードパレット4
エペルはリンゴにかじりつくと俺の方をじっと見た。
「#名前2#は……ぼ、くがポムフィオーレでがっかりした?」
「なんで?」
「だって、せっかく同じ学校に入学できたのに……」違う寮になっちゃったから、とエペルの声がしょんぼりとしていく。恋人同士でこの学校に入学できたことの方が奇跡、と言っても意味が無いんだろうな。「むしろ違う寮だからこそできることもあるって。合同授業とか、学校のイベントとか」
「そうだけど……」
「俺、ポムフィオーレにエペルのこと迎えに行くの好きだけどなあ」
慌てた顔して部屋からとび出てくるエペルを見るのはいつだって楽しい。エペルはむうっと頬をふくらませて「今度は僕だって」と呟いた。そうだな、うちの寮生たちにも自慢の恋人を見せつけてやりたいなあなんて笑ったらエペルにリンゴを突っ込まれてしまった。そのまま指までかじろうとするとぎゃあ、なんて色気のない声が聞こえる。まだローティーン側なのかなあ、なんて思いながらリンゴを飲み込んだ。
140ワードパレット4
黄色は幸せな色だと思う、と言ったら藤丸に「あっ、それ聞いたことあります!確か、自転車に乗ったやばい人の……なんか重いエピソードのやつ」と言われてしまった
まじでか、俺の時は幸福の黄色いハンカチだった、と言うと?を浮かべてきた。これが……ジェネレーションギャップというものか。
高倉健ファンのスタッフと漫画はなんとなく知ってる藤丸立香
140ワードパレット3
まじでか、俺の時は幸福の黄色いハンカチだった、と言うと?を浮かべてきた。これが……ジェネレーションギャップというものか。
高倉健ファンのスタッフと漫画はなんとなく知ってる藤丸立香
140ワードパレット3
カルデアに来たキアラさんが水着を着ていた。人魚姫モチーフなのに泡にならないんですね、と言ったらキアラさんから「愛の力です」と微笑まれた。隣にいるアンデルセンは憂鬱な顔をして「愛欲じゃないのかそれは」と言う。
「いたいけな青少年、少女たちには見せられない人魚姫ですね」
「おや。愛欲は別に表現を規制されるようなものではございませんでしょう?」
「このキアラさんに言われると説得力があるなあ」
「#名前2#、惑わされるな」
でも、アンデルセンはキアラさんが人魚姫という話は否定しないんだな、とちょっとだけ微笑ましかった。
ワードパレット2 イベ終わり後 水着キアラとアンデルセンとの会話
(イベントRTA二次創作 フライング部門)
「いたいけな青少年、少女たちには見せられない人魚姫ですね」
「おや。愛欲は別に表現を規制されるようなものではございませんでしょう?」
「このキアラさんに言われると説得力があるなあ」
「#名前2#、惑わされるな」
でも、アンデルセンはキアラさんが人魚姫という話は否定しないんだな、とちょっとだけ微笑ましかった。
ワードパレット2 イベ終わり後 水着キアラとアンデルセンとの会話
(イベントRTA二次創作 フライング部門)
絵になる美しさだった。赤ん坊を抱くように地球を抱いた彼女は聖母の微笑みを浮かべていた。毎日その絵に逢いに来ていた。ある日、俺の隣にサーヴァントが座った。
「この女はお前が思ってるような女じゃないぞ」
「……そうですか。でも、絵の解釈は自由でしょう?」
男は苦々しげに舌打ちをした。額縁に花を飾る方法を教えてもらった。愛の告白ができる。俺がいつものように逢いに行くと絵は撤去されていた。
「あの絵は溶かすそうだ」
「……リソース不足ですか?」
「そんなところだ」
それは、仕方ないことかもしれない。少年は俺を慰めるように手を握ってくれた。花は萎れるだろうと思った。
ワードパレット1 礼装を絵画のようにして並べているスタッフとアンデルセン(見ているのは魔性菩薩)
「この女はお前が思ってるような女じゃないぞ」
「……そうですか。でも、絵の解釈は自由でしょう?」
男は苦々しげに舌打ちをした。額縁に花を飾る方法を教えてもらった。愛の告白ができる。俺がいつものように逢いに行くと絵は撤去されていた。
「あの絵は溶かすそうだ」
「……リソース不足ですか?」
「そんなところだ」
それは、仕方ないことかもしれない。少年は俺を慰めるように手を握ってくれた。花は萎れるだろうと思った。
ワードパレット1 礼装を絵画のようにして並べているスタッフとアンデルセン(見ているのは魔性菩薩)
#名前2#がずっと泣いている。好きな人にフラれたらしい。#名前2#に好きな人がいたなんて知らなかった。この学校を卒業したら#名前2#とも会えなくなるんだ、と思ったらとても寂しくて嫌な気持ちになった。
「#名前2#くんさあ、そんな女の子のことなんか忘れてぱーっと遊ばない? リドルくんに許可もらってさ、どっか遊びに行こうよ」
話しかけたら#名前2#は泣きはらした目で「ありがと、でも今はいいや。好きなやつも男だったしね」と言った。
何それ。女ならまだ仕方ないかとも思ったけど男なの? 俺もいるのに、男好きになったの? 真っ黒な気持ちがぐるぐると頭を回す。 いつも隣に居るからこれからもずっとそこは自分のものだと思ってたんだなあ。 #名前2#くんは好きだった人のために何やってたんだろう。俺も同じくらい頑張ったら、 #名前2#くんが、俺を見てくれる奇跡ってあるのかな。
「#名前2#くんさあ、そんな女の子のことなんか忘れてぱーっと遊ばない? リドルくんに許可もらってさ、どっか遊びに行こうよ」
話しかけたら#名前2#は泣きはらした目で「ありがと、でも今はいいや。好きなやつも男だったしね」と言った。
何それ。女ならまだ仕方ないかとも思ったけど男なの? 俺もいるのに、男好きになったの? 真っ黒な気持ちがぐるぐると頭を回す。 いつも隣に居るからこれからもずっとそこは自分のものだと思ってたんだなあ。 #名前2#くんは好きだった人のために何やってたんだろう。俺も同じくらい頑張ったら、 #名前2#くんが、俺を見てくれる奇跡ってあるのかな。
一緒に出かけた#名前2#がずっとアタシのことを見ている。おかしい、今日は折角のデートでちゃんと準備してきたのに。
「何かアタシの顔についてる?」
「え? あ、ごめん。今日のヴィル可愛いから目に焼き付けておきたくて」
「……そう」
「うん。変な気分にさせたらごめんね」
「何かアタシの顔についてる?」
「え? あ、ごめん。今日のヴィル可愛いから目に焼き付けておきたくて」
「……そう」
「うん。変な気分にさせたらごめんね」
後輩の話は長い。なぜ懐いてきたのか分からないが(彼の自慢話を聞きすぎたからかもしれないが)、いつだって楽しそうに語っている。俺は話を聞き流しながらランサムの着るセーターの生地を考えていた。歯並びのよすぎる歯と真っ白なセーター。上流階級の象徴だ。
「っと、すみません。話しすぎちゃって」
「ああ、大丈夫だよランサムくん」
形だけの謝罪を受け取りまだ何か話そうとする彼を横目に見ながら廊下を歩く。
卒業して数年した後、ランサムが再び俺に連絡をしてきた。久々に会った彼はいつもの白い歯と白いセーターを着ていた。シミがつき、少しボロボロになったそれは高すぎるプライドのためなのか生地だけは相変わらず高そうなもののままだった。
「#名前2#さん、お久しぶりです。アメリカに帰ってきたって聞いて連絡しちゃいました」
「ありがとう。またすぐに向こうに戻るけどね」
ランサムはちょっとがっかりした表情を浮かべたがすぐに出かけましょう、と俺を助手席に乗せて走り出した。何となくだがアプローチされてるという感触があった。
彼はやはり最後に告白してきた。俺はもう人を好きになることはない、と言えばよかったのになぜか言えなかった。 ティーンのように告白してきたランサムの真っ直ぐな視線は毒だと思った。
「っと、すみません。話しすぎちゃって」
「ああ、大丈夫だよランサムくん」
形だけの謝罪を受け取りまだ何か話そうとする彼を横目に見ながら廊下を歩く。
卒業して数年した後、ランサムが再び俺に連絡をしてきた。久々に会った彼はいつもの白い歯と白いセーターを着ていた。シミがつき、少しボロボロになったそれは高すぎるプライドのためなのか生地だけは相変わらず高そうなもののままだった。
「#名前2#さん、お久しぶりです。アメリカに帰ってきたって聞いて連絡しちゃいました」
「ありがとう。またすぐに向こうに戻るけどね」
ランサムはちょっとがっかりした表情を浮かべたがすぐに出かけましょう、と俺を助手席に乗せて走り出した。何となくだがアプローチされてるという感触があった。
彼はやはり最後に告白してきた。俺はもう人を好きになることはない、と言えばよかったのになぜか言えなかった。 ティーンのように告白してきたランサムの真っ直ぐな視線は毒だと思った。
俺は軍人として汚いこともやってきたし、人を殺すことになんの躊躇いもなくなったけど新しい上司のムスカってやつはどうにも自分で手を下すのが苦手らしい。不思議な男だ。
「私が人を殺した。なあ、#名前2#、分かるか? 人の人生をこの手で打止めた。私は自分のために道を塞いだんだ」
「分かってるさ」
ムスカの弱さは俺にとっては新鮮で何だか守らなきゃなあと思っていた。俺にとっての一番はムスカを守ることになるのも当然なのだが、ムスカは「#名前2#を守るやつがいないのは困る」と銃の練習をし始めた。彼に射撃の才能があるのには驚いた。大佐に上り詰めたのは知略だけではなかったようだ。
上司のムスカには野望があった。俺にはよく分からないが夢と野望があるやつは生き残る。 俺は彼の野望を見れずに死ぬが、まあそれもいいだろうと思った。いつかに聞いた波の音が聞こえる。 そうだ、彼と海で見たあのデカい雲の話をしていた。ムスカは雲の中に行けるのだろうか。 少し気になったが、自分の体はもう限界だ。死んだ世界でムスカのことを待ってみよう。 もしあいつが老人になったら褒めてやればいい。早くに死んできたら笑い飛ばしてやろう。 ムスカの夢を語る顔がずっと焼き付いて離れないまま闇にとっぷりと意識が沈んだ。
「私が人を殺した。なあ、#名前2#、分かるか? 人の人生をこの手で打止めた。私は自分のために道を塞いだんだ」
「分かってるさ」
ムスカの弱さは俺にとっては新鮮で何だか守らなきゃなあと思っていた。俺にとっての一番はムスカを守ることになるのも当然なのだが、ムスカは「#名前2#を守るやつがいないのは困る」と銃の練習をし始めた。彼に射撃の才能があるのには驚いた。大佐に上り詰めたのは知略だけではなかったようだ。
上司のムスカには野望があった。俺にはよく分からないが夢と野望があるやつは生き残る。 俺は彼の野望を見れずに死ぬが、まあそれもいいだろうと思った。いつかに聞いた波の音が聞こえる。 そうだ、彼と海で見たあのデカい雲の話をしていた。ムスカは雲の中に行けるのだろうか。 少し気になったが、自分の体はもう限界だ。死んだ世界でムスカのことを待ってみよう。 もしあいつが老人になったら褒めてやればいい。早くに死んできたら笑い飛ばしてやろう。 ムスカの夢を語る顔がずっと焼き付いて離れないまま闇にとっぷりと意識が沈んだ。
イグニハイド寮のオタクたるもの彼女なんて作るべきでは無いのでは??と#名前2#に言ったらドン引きした顔になった。「オタクだろうが夢は見たいから……」と俳優のマッカイみたいな顔が歪んだ。結局その女は自分が裏垢を見つけて#名前2#のことをクソ童貞と呼んでたから晒しあげた。
#名前2#はその女と別れてまたオタ活を始めたがいつまた変な女に絡まれるか分からないし#名前2#が騙されるかも分からない。あんなくそ女が#名前2#の童貞を奪ったのも許せなくて未だに監視してパソコンにウイルスを送るか考えてるのに。
モヤモヤとした気持ちで過ごしていたら#名前2#は今度はネットで彼女募集の話をし出した。あんな女とようやく別れたのにまだやるか!?とそんな気持ちになってDMに突撃したら「そんなに言うならイデアが俺の恋人やってよ」と言われた。
推しの恋人とか無理……とブロックも出来ずに既読無視したら翌朝ガタガタと部屋を叩かれて#名前2#に告白された。徹夜明けのボロボロの顔でOKなんてしたくなかった
海外での塩顔って表現なんて言うか忘れて最終的にジョージ・マッケイを思い出したんだけど彼の名前の発音が分からない
なんか蛇足になってしまったけど、お金使うのが正義イデアの付き合うまでのお話でした
#名前2#はその女と別れてまたオタ活を始めたがいつまた変な女に絡まれるか分からないし#名前2#が騙されるかも分からない。あんなくそ女が#名前2#の童貞を奪ったのも許せなくて未だに監視してパソコンにウイルスを送るか考えてるのに。
モヤモヤとした気持ちで過ごしていたら#名前2#は今度はネットで彼女募集の話をし出した。あんな女とようやく別れたのにまだやるか!?とそんな気持ちになってDMに突撃したら「そんなに言うならイデアが俺の恋人やってよ」と言われた。
推しの恋人とか無理……とブロックも出来ずに既読無視したら翌朝ガタガタと部屋を叩かれて#名前2#に告白された。徹夜明けのボロボロの顔でOKなんてしたくなかった
海外での塩顔って表現なんて言うか忘れて最終的にジョージ・マッケイを思い出したんだけど彼の名前の発音が分からない
なんか蛇足になってしまったけど、お金使うのが正義イデアの付き合うまでのお話でした
この前見たネット広告で男が雨に濡れた女に服を貸していた。傘がないからと言って服を貸すのなんなんだ。地元じゃ母体を大事にするのは当たり前だったが#名前2#は俺に貸してくれるのか、ちょっと気になった。
翌日、談話室でのんびりしていた#名前2#の横に座り「なあ、今日寒くねえか」と聞く。
#名前2#は「えっそうかな?」と言い俺の方をちらりと見て終わってしまった。仮にも恋人が寒がってんだぞ、何かねえのか。#名前2#を睨んだらごそごそとポケットをあさり小銭を差し出してきた。
「可哀想なキングスカラー。これでブッチャーくんに何か買ってきてもらえばいいよ」なんて言い出す。ふざけんな。
#名前2#からジャケットを剥ぎ取ったら「横暴だな!」と言いながらも返せとは言わなかった。俺には小さすぎて着るのは難しいから羽織ったら「プールにいる船長みたい」と笑いだしたのでさっき差し出していた小銭も奪ってやった。王族としてお返しは盛大にやってやろう。お揃いのスカーフにでもしてやろうか。
さっきレオナのネタ呟いてたな……と思い出したのでSSに
スカーフは王家のなんかあれそれの模様と首に巻いたりして首輪としてのあれそれと色んな意味を含めています ポンコツ男主はその独占欲に気づいてない
翌日、談話室でのんびりしていた#名前2#の横に座り「なあ、今日寒くねえか」と聞く。
#名前2#は「えっそうかな?」と言い俺の方をちらりと見て終わってしまった。仮にも恋人が寒がってんだぞ、何かねえのか。#名前2#を睨んだらごそごそとポケットをあさり小銭を差し出してきた。
「可哀想なキングスカラー。これでブッチャーくんに何か買ってきてもらえばいいよ」なんて言い出す。ふざけんな。
#名前2#からジャケットを剥ぎ取ったら「横暴だな!」と言いながらも返せとは言わなかった。俺には小さすぎて着るのは難しいから羽織ったら「プールにいる船長みたい」と笑いだしたのでさっき差し出していた小銭も奪ってやった。王族としてお返しは盛大にやってやろう。お揃いのスカーフにでもしてやろうか。
さっきレオナのネタ呟いてたな……と思い出したのでSSに
スカーフは王家のなんかあれそれの模様と首に巻いたりして首輪としてのあれそれと色んな意味を含めています ポンコツ男主はその独占欲に気づいてない
【ツイステ/バルガス】#名前2#が美しい足が好きだと言った。俺の筋肉のついた脚も綺麗だろうと自慢したら「そうじゃねーよー」とシューズを蹴ってきた。
「地面を蹴ってるコイツがベッドの中で顔を出したらすごい美しく見えたりしねえかなかなと思ってさ」
面白い。俺はシューズをわざと#名前2#に押し付けた。
「スタンプを押すのは俺だけか?」
「まぁそうなるな」
今日、シャワーを浴びる時には念入りに洗おうと思った。
次の夜、わざとゆっくり部屋に行くと#名前2#はベッドに入り本を読んでいた。つまらない。足早に近寄り隣に座ってやると「遅かったね」と分かってるように笑った。気に食わずベッドの上に乗った。
「えっ、何それ」と#名前2#が吹き出したように言う。わざと用意したソックスガーターに#名前2#は笑いが止まらないようだった。
「お前のために買ったんだぞ」
そう言いながら#名前2#の手を引っ張るとするすると太ももの方を撫でてきた。
「ソックスだけ付けるなんて何がいいんだろうと思ってたけど撤回する」
「俺様がわざわざしてやったんだからな」
「ほんとにね」
本当はもう1つ隠してることがあるのだが#名前2#はそれだけで楽しんでるみたいだった。さて、どうしようか。情欲のたたえた目で下から睨め付ける獣を撫でながらそんなことを考えた。
「地面を蹴ってるコイツがベッドの中で顔を出したらすごい美しく見えたりしねえかなかなと思ってさ」
面白い。俺はシューズをわざと#名前2#に押し付けた。
「スタンプを押すのは俺だけか?」
「まぁそうなるな」
今日、シャワーを浴びる時には念入りに洗おうと思った。
次の夜、わざとゆっくり部屋に行くと#名前2#はベッドに入り本を読んでいた。つまらない。足早に近寄り隣に座ってやると「遅かったね」と分かってるように笑った。気に食わずベッドの上に乗った。
「えっ、何それ」と#名前2#が吹き出したように言う。わざと用意したソックスガーターに#名前2#は笑いが止まらないようだった。
「お前のために買ったんだぞ」
そう言いながら#名前2#の手を引っ張るとするすると太ももの方を撫でてきた。
「ソックスだけ付けるなんて何がいいんだろうと思ってたけど撤回する」
「俺様がわざわざしてやったんだからな」
「ほんとにね」
本当はもう1つ隠してることがあるのだが#名前2#はそれだけで楽しんでるみたいだった。さて、どうしようか。情欲のたたえた目で下から睨め付ける獣を撫でながらそんなことを考えた。
世界で一番幸せになって欲しい男に家族ができた。一緒に暮らしてると聞いて「その生活は辛くないか」となぜか口に出していた。クレイはいつも通りとはいかないが、満足そうに笑っていた。
「子どもの成長は僕らが思ってるよりも早いんだよ、#名前2#」
それは俺が引き出せなかった笑顔だった。
クレイフォーサイトの夢小説考えるとガロティモスがめちゃくちゃ強いし、彼らは幼少期は一緒に暮らしてた捏造設定です
クレイフォーサイトに会いに行こうとすると毎回ガロティモスが「何のためにクレイに会うんだ?」って聞いてきそうだし、クレイにとっては男主よりガロの言葉が心に響くんだろうなと思う
ホームズとワトソンの間に入ることができない夢主かよくそっ!!
「子どもの成長は僕らが思ってるよりも早いんだよ、#名前2#」
それは俺が引き出せなかった笑顔だった。
クレイフォーサイトの夢小説考えるとガロティモスがめちゃくちゃ強いし、彼らは幼少期は一緒に暮らしてた捏造設定です
クレイフォーサイトに会いに行こうとすると毎回ガロティモスが「何のためにクレイに会うんだ?」って聞いてきそうだし、クレイにとっては男主よりガロの言葉が心に響くんだろうなと思う
ホームズとワトソンの間に入ることができない夢主かよくそっ!!
君の優秀さを褒めるため、僕の名前を呼ぶ許可を与えよう。マレウス様がそんなことを言う。茨の谷ジョーーク!分かんない!何その名前呼びを許す感じ!あぁっ、分からない!!荒れ狂う胸の中など知らないだろう彼はニコニコと俺を見ていた。頭の中に現れたセベクが騒いでいる。
「せ、セベクが、うるさそうなので。遠慮、したいなあって」
「おや。僕に恥をかかせる気か?」
絶ッ対恥とか思ってない。この人嘘ついてる。汗とか舐めなくてもわかる。逃げたいがここで逃げても無駄なのは分かっている。マレウス様はニッコリと笑いなさる。
「遠慮するな。マレウス……君の地元の発音だとマルティリになるのか。それでもいいぞ」
そういうことじゃない、と言いたかったがマレウス様は俺が呼ぶまで部屋を出してくれないんじゃないかとさえ思えてきた。まるで取調である。
「マレウス様……」
「ああ、なんだ#名前2#」
「名前呼んだだけです……」
「せ、セベクが、うるさそうなので。遠慮、したいなあって」
「おや。僕に恥をかかせる気か?」
絶ッ対恥とか思ってない。この人嘘ついてる。汗とか舐めなくてもわかる。逃げたいがここで逃げても無駄なのは分かっている。マレウス様はニッコリと笑いなさる。
「遠慮するな。マレウス……君の地元の発音だとマルティリになるのか。それでもいいぞ」
そういうことじゃない、と言いたかったがマレウス様は俺が呼ぶまで部屋を出してくれないんじゃないかとさえ思えてきた。まるで取調である。
「マレウス様……」
「ああ、なんだ#名前2#」
「名前呼んだだけです……」
後輩の跡部くんがいちいち俺のお弁当にケチをつけてくる。我慢して聞いていたけれどそれも限界で、
つい冷凍食品だって美味いよ、とエビ焼売をひとつ(本当はあげたくなかったけど)跡部くんの口に放り込んだ。
真っ赤な顔で「うまいじゃないですか」と笑う彼は間接キスというだけでその顔になったらしかった。
【MEG】ジョナスがサメと戦って女をひっかけたが何やかんやあって別れたらしい。情報量が多すぎる。更にものすごく年下の友人を得たらしかった。酒を飲みながらジョナスが俺に絡むことからむこと
「ナマエ、俺は……メイインが嫁にいったら相手を殺しかねない」
「父親でもないのにやべえやつだな」
「分かってるんだ、俺はあいつの友達だ」
「多分何も分かってないからその顔はやめろ」
「くそ……メイインに恋人なんてまだはえーだろ!」
「メイインが幸せになるなら何でもいいじゃねえか」
「俺じゃなくてお前と結婚したいって言い出したんだぞあいつは!」
ジョナス曰くメイインちゃんは写真の俺に一目惚れしたんだとか。
「すまねえな、ハゲてなかったからよ」
「ぶっ殺すぞ」
「じょ、冗談だって」
酒を飲んでるジョナスにメイインちゃんの話はすべきじゃなかった。
メイインに会ったのだがすごく可愛い。賢くてなにより勇気がある。好みの女の子だった。こういう女の子を下心もなく応援するおじさんになりたいが、無理だ。俺もきっとこの子に彼氏ができたら「1度俺に会わせなさい」とか言い出しそうになる。メイインの幸せは彼女が決めるものなのは分かってるけれどどうしても「メイインを不幸にするやつ殴る」という荒っぽい考え方になってしまう
「おじさんが#名前2#ね?ジョナスったらママとバカンスに来たのにおじさんのことばっかり話してたのよ」
小声で耳打ちしてきたエンジェルにすごいことを言われてしまったのだがどうしよう。すごい、顔が、熱い。
「ナマエ、俺は……メイインが嫁にいったら相手を殺しかねない」
「父親でもないのにやべえやつだな」
「分かってるんだ、俺はあいつの友達だ」
「多分何も分かってないからその顔はやめろ」
「くそ……メイインに恋人なんてまだはえーだろ!」
「メイインが幸せになるなら何でもいいじゃねえか」
「俺じゃなくてお前と結婚したいって言い出したんだぞあいつは!」
ジョナス曰くメイインちゃんは写真の俺に一目惚れしたんだとか。
「すまねえな、ハゲてなかったからよ」
「ぶっ殺すぞ」
「じょ、冗談だって」
酒を飲んでるジョナスにメイインちゃんの話はすべきじゃなかった。
メイインに会ったのだがすごく可愛い。賢くてなにより勇気がある。好みの女の子だった。こういう女の子を下心もなく応援するおじさんになりたいが、無理だ。俺もきっとこの子に彼氏ができたら「1度俺に会わせなさい」とか言い出しそうになる。メイインの幸せは彼女が決めるものなのは分かってるけれどどうしても「メイインを不幸にするやつ殴る」という荒っぽい考え方になってしまう
「おじさんが#名前2#ね?ジョナスったらママとバカンスに来たのにおじさんのことばっかり話してたのよ」
小声で耳打ちしてきたエンジェルにすごいことを言われてしまったのだがどうしよう。すごい、顔が、熱い。
その日、枕がどれだけ濡れたのかあなたは知らないだろう。
別バージョンになると
あいつの置いてった枕、めっちゃ臭いんだけど……? さっさと捨てよ、IKEAで新しく自分のやつ買いなおそうかな
別バージョンになると
あいつの置いてった枕、めっちゃ臭いんだけど……? さっさと捨てよ、IKEAで新しく自分のやつ買いなおそうかな
母に一目惚れしたという義父は不思議な人だった。母は不本意ながらに俺を産んだ人だったがそれでも愛情はあった。義父も俺の事を思って結婚してくれたのだと思う。ただ、高校生にもなって同じ風呂は嫌だ。勘弁して欲しい。有り得ないだろ。そう伝えると義父はものすごく寂しそうな顔で「やだ」と呟いた
子ども(主人公)に一目惚れして母親と結婚した話
子ども(主人公)に一目惚れして母親と結婚した話
「ユウ、その爪」
「は、はい!!」
クロウリー先生に「男の姿でいてください」と言われて男装を初めた。めちゃくちゃ暑いし胸潰すの大変だし髪の毛も切らされた。男の素振りってよく分からなくて頭の中ではいつも望海風斗様のファントムのようにしている。
今日はのぞ様の誕生日だった。普段は我慢していたマニキュアを塗ってちょっとだけ遊んでいた。ら、クルーウェル先生に見つかってしまった。これって男っぽくないと怒られてしまうだろうか。ビクビクしながら廊下で立ち尽くしていたら先生から「マニキュアを塗るのにベースコートはしっかりしなさい」と手を取られた。きっとクルーウェル先生は男だから自分の手を軽々しくとったのだ。それが分かっているけれどなんだか不思議な気分だった。
「す、すみません。マニキュアに、慣れてないもので」
こっちの世界のマニキュアの塗りにくいこと塗りにくいこと。しかもサムの店で丁度ベースコートなかった。
「あとで植物園に来い。こっちの世界ではベースコートはマニキュアじゃなくて植物を使うんだ」
「そうなんですか!?」
クルーウェル先生は自分の爪をじゃんと見せて「塗るのと塗らないとでは大違いだぞ」と自慢げに笑ってみせる。男だろうと好きなことしていいんだ、とちょっと思った日だった。
「は、はい!!」
クロウリー先生に「男の姿でいてください」と言われて男装を初めた。めちゃくちゃ暑いし胸潰すの大変だし髪の毛も切らされた。男の素振りってよく分からなくて頭の中ではいつも望海風斗様のファントムのようにしている。
今日はのぞ様の誕生日だった。普段は我慢していたマニキュアを塗ってちょっとだけ遊んでいた。ら、クルーウェル先生に見つかってしまった。これって男っぽくないと怒られてしまうだろうか。ビクビクしながら廊下で立ち尽くしていたら先生から「マニキュアを塗るのにベースコートはしっかりしなさい」と手を取られた。きっとクルーウェル先生は男だから自分の手を軽々しくとったのだ。それが分かっているけれどなんだか不思議な気分だった。
「す、すみません。マニキュアに、慣れてないもので」
こっちの世界のマニキュアの塗りにくいこと塗りにくいこと。しかもサムの店で丁度ベースコートなかった。
「あとで植物園に来い。こっちの世界ではベースコートはマニキュアじゃなくて植物を使うんだ」
「そうなんですか!?」
クルーウェル先生は自分の爪をじゃんと見せて「塗るのと塗らないとでは大違いだぞ」と自慢げに笑ってみせる。男だろうと好きなことしていいんだ、とちょっと思った日だった。
恋をしたかもしれない、とホームズが言うので「やったじゃん!!」とめちゃくちゃお祝いしてあげたら口をとがらせて「なんでお祝いするんだ!!!」と怒ってきた。大好きなサーヴァントに好きな人ができたんだからお祝いくらいさせてほしい。「それで、どうなんだ。好きな人がいる世界は何か変わって見えたか?」と聞いてみた。
ホームズはムスッとし顔のまま「変わらないよ」と言う。そうか、つまらんなーと思った。
ホームズはぼそりと「僕の世界は最初から君と共にあったもの」と言っていたけれどわざと聞かない振りをした。
ホームズはムスッとし顔のまま「変わらないよ」と言う。そうか、つまらんなーと思った。
ホームズはぼそりと「僕の世界は最初から君と共にあったもの」と言っていたけれどわざと聞かない振りをした。
彼はいつもマニキュアをつけていた。周りは「男なのに」と言っていたが、
彼はけたけた笑って「塗りたいやつが塗ればいいんだよな、こういうのってさ」と笑っていた。
アタシたちのいた土地ではマニキュアは花嫁だけが許されるものだった。
人生でたった一日の輝きをその人は常につけていた。
ヴィルにこれが似合うんじゃないか、と彼はアタシにマニキュアの瓶を放った。
アタシはすぐにそれが気に入った。
そうやって笑い合っていた彼はアタシがモデルとして外に出ていた時に皮膚から摂取する毒で殺されてしまった。
アタシはその日から彼から貰ったマニキュアを開けられないままでいる。
一緒に寝ようとしてくれないから、俺の方から来てしまった……。よく眠ってる彼の背中にくっついていたら温かさですぐに寝られる気がした。もぞもぞと体を動かして自分の寝やすいところに配置した。
………。今は、風邪気味だから一緒に寝るのはまずいかなって離れたのに。来てくれた。やばい、嬉しい
一緒に寝たい攻と、本当は一緒に寝たかった受
………。今は、風邪気味だから一緒に寝るのはまずいかなって離れたのに。来てくれた。やばい、嬉しい
一緒に寝たい攻と、本当は一緒に寝たかった受
幽霊になってしまった。まだ高校生だった。センター試験に向けて勉強を始めたところだったし、最後の大会での成績も自己ベスト更新って小さな目標もあったのに。涙も出ないま2度目の死を願っていた
「ダメだよ、そんなこと僕がさせないよ」幽体を捕まえる手があった。知らない男はにっこりと微笑んだ
幽霊になった高校生×好きだった子が死んで未成年とかゲイとか関係なくアピールできるようになった霊感持ち社会人
「ダメだよ、そんなこと僕がさせないよ」幽体を捕まえる手があった。知らない男はにっこりと微笑んだ
幽霊になった高校生×好きだった子が死んで未成年とかゲイとか関係なくアピールできるようになった霊感持ち社会人
昔居たチームの刺青を消したいと頼んだら、その上からやった方が早いのでは?と言われた。面倒くさくなって結局やけどした肌が完成したのだが、恋人にとってはそれが衝撃だったらしい。包帯に包まれた俺を見て「ミイラ男!」と笑った。普段よりも笑顔をうかべるコイツが嫌いだ。いつもの俺も見てほしい
ミイラ男みたいな格好になった受とイケメンが台無しになって面白い攻
(平凡×美形)
ミイラ男みたいな格好になった受とイケメンが台無しになって面白い攻
(平凡×美形)
うちのお嬢様は変な人だ。Otome gameの話をする。俺もこの人と同じく前世があるわけだが国が違うらしく何の話かサッパリだ。お嬢様は俺にいつも言い聞かせることがある。YANDEREだけは回避しなさい、と。はーい、と頷いた俺はまだ知らなかったが、俺がヤンデレにならないよう、忠告されていたと知った。
まだ始まってない、なろうみたいな中世ファンタジー総攻め
乙ゲーの悪役令嬢の従者の総攻め
まだ始まってない、なろうみたいな中世ファンタジー総攻め
乙ゲーの悪役令嬢の従者の総攻め
彼女にフラれたと泣く親友が俺を見て「お前にもめっちゃ欲しいものってあんの?」と聞いてきた。女をモノ扱いしてる時点でやばい奴だ。そんな男に惚れている自分も自分だけれども。
「勿論あるよ」
「………そっか。なあ、もし、それを俺が買ってやるって言ったら?」
「遠慮する」
「そっか~」
泣けば自分のところに来てくれる攻にも欲しいものがあると知って、金で何とか出来ないかと思う、金持ちクズ受と、のんびりした攻
「勿論あるよ」
「………そっか。なあ、もし、それを俺が買ってやるって言ったら?」
「遠慮する」
「そっか~」
泣けば自分のところに来てくれる攻にも欲しいものがあると知って、金で何とか出来ないかと思う、金持ちクズ受と、のんびりした攻
自分でできる範囲のオシャレを楽しんでる友人主に対していっぱい買ってあげたいし甘やかしたいけどそういうのすると怒られちゃうから二人でバイクに乗ったりカフェでちょっとだけ美味しいもの食べるくらいの「お遊び」をしてると可愛い
夢なんて全部お金で買えるのに夢主に関しては買えないから不思議
夢なんて全部お金で買えるのに夢主に関しては買えないから不思議
汗をかいているその項をなめたいと思った。そんなことしたら絶対に怒られるよな、と代わりに頭を噛んだ。
「俺の麗しい髪型に何するんだ」
「いや美味しそうだなあって。」
バルガスはちょっと不思議そうな顔をして「ベッドの誘いか?」と言い出す。残念、食欲の方でした。
「俺の麗しい髪型に何するんだ」
「いや美味しそうだなあって。」
バルガスはちょっと不思議そうな顔をして「ベッドの誘いか?」と言い出す。残念、食欲の方でした。
肌の上の赤っぽい点を見て、はじめて気づいた。僕は君のことを、僕が思っているよりも知っていた。サンダルをはいている素足の、ちょっとだけ色が濃くなったくるぶしの上のところ。 虫にさされたらしい。昨日の夜は、ベッドの中でさえも見なかったのに。
#キンカン #虫さされ文学 #虫さされSNS文学賞
#キンカン #虫さされ文学 #虫さされSNS文学賞